基本的に見積書には、すべての工事内容とそれに対する料金が記載してありますので、しっかりと提示された見積書を確認し、抜けや漏れ、曖昧な点がないかチェックすることが大切です。
よくわからないまま業者に任せてしまうと、業者によっては打ち合わせで説明のなかった工事をされてしまったり、追加で料金が発生したりといったトラブルも起こりかねません。
見積書のどの項目に対してどのような工事を行うのか、まずはそこを把握して、しっかりと見積もりを見極める力をつけましょう。
足場 | 塗装作業を行う際に作業員の安全確保のためにつくる仮設物。作業員の作業台や通路となる。 |
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養生 | 塗装作業場の周辺や窓ガラス、植木などが汚れたり傷ついたりしないように、ビニールシートやメッシュシートで保護する作業。 |
洗浄 | 高圧ポンプで水を噴霧して、汚れやカビなどを取り除く作業。 |
下地調整 | 下地面の付着物や汚れを取り除き、作業に適するように下地を調整すること。 |
下地補修 | 下地面の凹凸やひび割れ、欠けなどを埋めたり削ったりする工事。 |
軒裏 | 屋根の軒裏部分への作業。 |
破風 | 切妻屋根の妻側につけられる山形の隠し板への作業。 |
安全管理費 | 塗装現場で発生したゴミ(塗料缶やビニールシートなど)の処分や安全作業を行うためにかかった費用。 |
業者と依頼者はプロと素人の関係。だからこそ、プロとして依頼者にわかりやすく説明をしてくれる業者であれば信頼できます。
しかし残念ながら、わかりにくい見積書をつくり、きちんと説明をせずに作業をする業者がいるのも事実。後々のトラブルを防ぐためにも、以下のような場合は特に注意しましょう。
1.耐久性を知る。
一般的な塗料の品質順は、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素と右にいくにつれて耐久性も上がっていきます。
2.外壁と屋根の塗料だけを見てはいけません。
ウレタン塗料で、外壁の耐用年数は8・0年・屋根6・0年ですが付帯部塗装(軒天、破風板、雨樋、雨戸、換気フード、その他鉄部や木部など)の場合は4・0年になってしまいます。