特殊塗装で住まいをグレードアップ 【ガイナの場合】
特殊塗料「ガイナ」の特徴
夏涼しく冬暖かい断熱塗料
ガイナとは、塗料全体の6割(乾燥後は8割)が特殊セラミックビーズで構成されているアクリルシリコン樹脂を使用した特殊セラミック塗料。キルコートと同様に遮熱効果と断熱効果の両方を有しており、遮熱塗料という大きなカテゴリーの中でも日本で最も多くの生産、発注量を誇っています。JAXAから技術供与を受けた影響もあり、他の塗料とは異なる遠赤外線を放射することが出来るという部分が大きく影響し、他の塗料に比べると体感温度が異なり、夏はより涼しく、冬はより暖かく感じるという効果があります。
「ガイナ」と一般塗料との違い
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの一般塗料は石油原料を主体とした樹脂で耐候性を持たせていますがガイナは全く異なり主成分のセラミックで耐候性を持たせています。
主成分がセラミックの為仕上がりは艶消し仕上げとなりますがセラミックは有機物ではないので劣化することがほとんどありません。
近年では無機系塗料というのが流行っておりますが、石吹きや石彫仕上げなどのジャンルに分類される物は外壁に使用する場合ほとんどが20年程度の期待耐用年数があります。
ガイナに関しても同等以上の耐久性能がありますので一般塗料と比べると長寿命となります。
ただどんなに高耐久な塗料でも汚れなどは年数と共に付着していきますのでその辺りもしっかりと理解し塗料選定をすることも重要な要素になります。
「ガイナ」と遮熱塗料との違い
一般的な遮熱塗料と言うのは通常のウレタン塗料やシリコン塗料、フッ素塗料など各メーカーが製造している一般塗料に「遮熱顔料」という物を入れて遮熱性能を持たしたものが主流になります。
ですので簡単に説明すると「遮熱顔料」入りの一般塗料と考えるのが分かりやすいと思います。
ガイナの場合は主原料のセラミックが遮熱性能を有しているという形になります。
一般的な遮熱塗料もガイナも遮熱性能は汚れなどによって右肩下がりに落ちていきますがガイナの場合は断熱性能も併せ持っており、こちらの断熱性能は変わらないので長期間に渡って省エネ効果をもたらすことが可能です。
「ガイナ」と太陽光パネルとの相性
太陽光パネルは熱に弱いので夏場の暑い日は発電率が下がってしまうという事があります。
ガイナは太陽の光を直接受けない日陰などの環境であれば塗膜の表面温度はほとんど外気温と変わらないところまで下がりますので太陽光パネルを乗せる前に屋根にガイナを塗装すると屋根の表面温度が大きく下がりそれに比例して太陽光パネルの温度も下がるので発電率が向上するというデータがあります。
弊社のお客様でも太陽光パネルを一度降ろし、ガイナを塗装し同じパネルを戻したところ発電率が向上したという方もいらっしゃいます。
太陽光パネルを乗せる計画がある方や太陽光パネルを現在乗せているという方にはオススメの塗料です。
「内装用ガイナ」について
通常のガイナを内装に塗装する事も可能ですが乾燥後2週間程度は樹脂特有の臭いが残ってしまいます。この臭いを軽減させた内容用ガイナという商品がありますので室内を塗装する多くの場合はこの内装用ガイナを使用します。基本的性能はガイナも内装用ガイナも変わりません。
ガイナは塗装する下地を選ばないので内装に使用する場合はビニールクロス(壁紙)の上から塗装する事も可能です。 ビニールクロスを剥がす手間や下地処理などの作業が不要になるのでそのまま塗装してしまった方が安く塗装する事が出来ます。
上記でも説明していますがガイナは主成分がセラミックなので珪藻土のように調質性能があり、さらにはマイナスイオンを発生させるので空気浄化作用などの効果もありシックハウス症候群などで悩まれている方にも選ばれています。 近年ではビニールクロスが湿度を通さない為に壁紙の内側にカビを発生させるなど、ビニールに囲われた居住空間で生活することが人体に悪影響を与えると懸念する声も多く上がっています。 珪藻土や漆喰塗料(アレスシックイ)などを検討されている方はガイナも合わせて検討してみても良いと思います。
ガイナの特徴である断熱効果は内装においても大きな力を発揮します。 現在多くの方が夏は冷房、冬は暖房を使用していると思いますが、この冷暖房の効率が非常に良くなり冷暖房費が安くなります。省エネ効果は30~35%程度だと実証されており、ペアガラスなどと併用すればさらに快適な環境を作り上げる事が出来ます。RC造(鉄筋コンクリート)の住宅の場合は冬場のコンクリート面の壁が物凄く冷たくなるので結露を発生させますがガイナを塗装すればこの結露の発生を抑制することが可能になります。
また他にも防音効果は塗膜の厚みに比例して効果を発揮し隣りの部屋から聞こえてくる目覚まし時計の音が聞こえなくなったなどの声も上がっています。さらにガイナの主成分であるセラミックの特徴として石は基本的に静電気を帯びないということがありますので壁にホコリだけでなくタバコのヤニなども吸着させません。
そしてガイナの効果で最も期待されるのがより多くの遠赤外線を放射することによる人体へ与える効果です。 現在ガイナは筑波大学と共同で研究を重ねておりガイナの塗装された空間で生活する事によって人体にどういった効能を与えるかなど様々な効果が分かって来ています。遠赤外線で皆さんの身近なものと言えば岩盤浴などになると思います。 遠赤外線が体を温め、代謝を良くし、冷え症など体質改善などをすることは多くの方がご存知だと思います。
ガイナの空間にいる事でより多くの遠赤外線を受けることが分かっています。ここ数年の筑波大学との共同研究でガイナに関する様々なデータが集まって来ています。 ただこれらの人体に与える影響は法律(薬事法)に違反してしまう為にカタログなどには記載することが出来ません。興味がある方は日進産業のショールームで最新の情報が聴けますのでガイナ認定施工店の弊社か日進産業にお問い合わせください。
よくある質問
耐久性はあるの?
15年以上とキルコートと同等の耐久年数があるので安心です。キルコート同様に内装に使用するか、外璧に使用するか、はたまた屋根に使用するかで耐久性は変わってきます。
ひび割れやはがれの心配は?
塗料の食いつきはキルコート同様に良いですが、伸縮率は14%程度ですので、ひび割れに関しては キルコートの方が圧倒的に強いです。内装用ガイナは低臭タイプとなっているので匂いはほとんどありませんが、樹脂の量を減らしているため、クラック(ひび割れ)への追従は外部の物よりさらに低くなります。 ただ一般塗料同様に下地が割れない限りガイナの塗膜だけが異常に割れるという事ではありません。
消臭効果など多機能な効果もあると聞いたのですが?
内装に使用する際は、断熱効果以外に、消臭効果、空気浄化作用、遮音効果、遮光効果(照度)が高いため節電効果があります。また塗膜の表面が帯電しないため、タバコのヤニの吸着やホコリの吸着を抑制する効果など様々な効果を体感する事が出来ます。
外部リンク ガイナ(株式会社日進産業)のホームページはこちら「別ウィンドウで開きます」